家や庭に入ってしまったイタチは騒音や悪臭の原因になるため、一刻も早く対処したいものです。しかし、イタチは法律によって保護されている動物のため、勝手に捕獲することはできません。
そこで本ページでは、イタチを捕獲する方法や注意点を解説します。イタチの被害でお困りの方は、捕獲に取り組む前にご一読ください。
目次
イタチのメスは捕獲禁止、オスの捕獲は行政からの許可が必要
イタチは鳥獣保護法という法律によって守られている動物で、許可なく捕獲すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金になるため注意が必要です。
また、同じイタチでもメスとオスで捕獲に関するルールが異なります。オスのイタチは行政に届け出を出すことで捕獲許可が得られますが、メスのイタチは「非狩猟獣」に指定されているため捕獲できません。
鳥獣保護法は自然界の生態系を壊さないための法律のため、たとえイタチによる被害が起きてしまっていても守る必要があります。捕獲せずにイタチを駆除するためには、敷地内から追い出した後に再侵入を防ぐ方法が有効です。
イタチを自分で捕獲する場合は捕獲器が有効
行政への許可申請を出して自分でイタチを捕獲する場合、捕獲器が役立ちます。イタチの捕獲器は金属製のカゴのような形状で、おとりの餌をセットして使うタイプが多いです。捕獲器の中の餌をとるためにイタチが中に入ると、入り口が閉まって出られなくなる構造になっています。
捕獲器の中にセットする餌は、肉や魚、果物などが使用可能です。イタチは雑食性のため、市販されている食材なら特に問題なく使用できます。
イタチを捕獲した後は自治体の指示に従って処理しましょう
イタチを捕獲した後の処理は、自治体によって異なります。民家から十分に離れた山などに放獣するケースが一般的です。捕獲器ごと保健所に持っていけば、放獣をお願いできる場合もあります。
なお、イタチは体臭やフンが非常に強い臭いを放つため、捕獲後の清掃は念入りに行いましょう。イタチの捕獲した後は、雑菌やノミ・ダニなどによる二次被害を防ぐことが大切です。
まとめ イタチの捕獲は法律に従って慎重に!
本ページでは、イタチの捕獲方法や注意点について解説しました。イタチを自分で捕獲する際には、鳥獣保護法によって定められたルールに従いましょう。
イタチの捕獲や、捕獲後の後処理を自分で行うのが難しい場合は、専門の駆除業者への依頼もおすすめです。イタチの被害でお困りの方は、ぜひイタチ駆除の専門業者にご相談ください。
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