漫画やアニメのキャラクターになっていたりしてかわいい印象のあるネズミ。でも実際に店舗やご自宅に巣を作られたことのある方なら、物語とはイメージが異なるのをご存知ではないでしょうか。このページではネズミの特徴的な生態を3つピックアップしてみました。
目次
ネズミの生態1:雑食
ネズミの生態、1つめは主な食べ物です。基本的に雑食ですが好みのエサは若干異なり、家ネズミのうちクマネズミやハツカネズミは穀物、野菜、果物を、ドブネズミは穀物に加えて肉や魚など動物性のエサをよく食べます。野ネズミの一種アカネズミは木の実や植物の種子、ハタネズミはイネ科やキク科の草を食べます。
ネズミが柱や電気の配線などをかじることは広く知られていますが、これは食べるためではありません。ネズミの前歯(門歯)は1日で約0.5mm、しかも生涯伸び続けるため、常に適切な長さを保つ必要から手頃なものを噛む習性があるのです。これもネズミならではの生態と言えますね。
ネズミの生態2:夜行性
ネズミの特徴的な生態として2つめに紹介するのは夜行性です。ネズミはネコやヘビなどの捕食者から身を守るために主に夜間に行動します。ただし昼間でも家に人が居なければ活発に動き回りますし、ゴミ置き場では収集前の朝方にドブネズミを見かけることも少なくありません。
夜行性と聞くと視力が良さそうに感じられますが実はそうでもなく、代わりに嗅覚がとても発達していて、その能力は犬と同じくらいと言われています。 また、ヒゲや体毛などの触覚は障害物や察知するセンサーの役割を担っています。聴覚は動物の中でも最上位と言われるほど優れていて2万ヘルツ以上の超音波が聞き取れるほどです。仲間同士の会話も超音波で行います。
ネズミの生態3:獰猛
実際にネズミを見たことのある方なら分かるとおり、あの鋭い前歯や爪は人の皮膚を簡単に傷つけられる鋭さを持っています。「窮鼠猫を噛む」ということわざがありますが、普段は人目を避けて臆病そうな行動をするネズミでも、危険が迫った場合には獰猛な本性を見せつける可能性があります。
ネズミに噛まれたりひっかかれたりすると傷口から病原菌が体内に入って、鼠咬症(そこうしょう)という発熱、頭痛、嘔吐などを引き起こす病気になってしまうことがあります。その他に食中毒の原因となるサルモネラ菌なども媒介しますので、ネズミの駆除はプロに任せたほうが安心と言えるでしょう。
まとめ
今回はネズミの生態について「雑食」「夜行性」「獰猛」の3つを見てみました。食害や騒音、健康被害など、ネズミを放置しておいてもメリットはありません。見つけたらできるだけ早く退治するように心がけてください。
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