南京虫は、家の中に存在するだけで知らない間に被害を及ぼしたり、近隣住民にも被害を及ぼすこともある厄介な存在です。
では、南京虫はどのような被害を及ぼすのでしょうか?
そこで今回は、南京虫の生態や特徴、南京虫が住人の健康に与える被害についてご紹介していきます。
目次
南京虫の生態・健康被害
*生態
南京虫は、吸血によって成長していく、別名トコジラミとも呼ばれる害虫です。
夜行性であるため、日中は目につきにくく、内装材・家具などの隙間や寝具の裏に潜んでいることが多いです。
夜になると、人間から発する炭酸ガスに反応し血液を求めて表に出て来ます。
そのため、日中に目視で南京虫を探そうとしてもなかなか難しいのが特徴です。仮に日中、動いている南京虫を見つけるようになると、大量の南京虫が発生している可能性があるでしょう。
*南京虫の生息場所
トコジラミが好む場所としては、基本的に人にアクセスしやすい場所、暗い場所、閉じた場所、暖かい場所です。
和室の場合、畳・タンス・マットレス・布団をしまう押入れなどは、トコジラミにとってもっとも都合の良い生息場所です。
トコジラミのいる押入れに布団をしまうと、被害に遭う確率も大幅に上がってしまいます。
発生を見分けることは目視では困難とされているため、被害を防ぐためには日頃から気を使って生活する必要があります。
*生息地に見られる特徴
トコジラミは、毎日産卵します。
寿命が尽きる1年のうちに産卵する数は、500個とも言われています。トコジラミは繁殖力が強い害虫です。
卵は集団で生まれていることが多いため、部屋に卵を見つけた場合は要注意です。
放っておくとさらに多くのトコジラミが発生し、駆除しきれなくなる可能性もあります。
また、血痕がベッドについていた場合も南京虫が存在している可能性が高いため、注意が必要です。
南京虫は黒いけし粒のような糞をします。
そのため、生息地には黒い点々が密集しています。
*健康被害
トコジラミで最も怖いのは、その健康被害です。
トコジラミに刺されると、非常に強い痒みを伴います。
1度目に刺された場合は、痒みの症状が出てこない場合が多く、気がつかない人も多いですが、2度目以降の吸血からは、より大きな痕となって表に現れて来ます。
トコジラミは広範囲に渡って吸血をするため、傷も広範囲に渡ります。
痛みの持続時間や刺された痕には個人差がありますが、およそ1~2週間から1か月ほどと言われています。
また、近隣の住民に被害を与えることもあります。
発見したら早い段階で駆除をしなければ、お隣に侵入することも考えられます。
おわりに
以上、南京虫の生態や特徴、健康被害について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひ納得のいく南京虫駆除にお役立てください。
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