「虫に噛まれて痒くて寝られなかった!」
「虫に噛まれたせいで旅行が台無しだ!」
というクレームは避けたいですよね。
近年、「トコジラミという虫が大量発生している」という内容のニュースが報道されています。
トコジラミに噛まれると、強い痒みと湿疹が現れます。
せっかく質の高いサービスを提供しても、トコジラミが旅館にいるだけで、台無しになる可能性があります。
今回は、トコジラミがどんな虫なのか、また駆除の方法について解説していきます。
目次
トコジラミとは
トコジラミは名前にシラミとありますが、シラミの仲間ではありません。
トコジラミの別名は、床虫や南京虫、英語ではBed Bugと呼ばれており、吸血性の寄生昆虫です。
大きさは、幼虫で2〜4mm、成虫で5〜8mmほどの虫です。
体型は、薄い楕円形の形状で、狭い隙間に潜り込むことが可能なので、部屋の至る所に潜伏できます。
夜行性の害虫なので、夜になると這い出してきて、吸血活動をします。
そのため、寝ている時に噛まれることが多いです。
繁殖能力は非常に高く、メスは一週間に約20~40個の卵を産み、年間では約200~500個の卵を産むことになります。
寿命は約1年ほどですが、その間に爆発的に増えてしまいます。
駆除方法
駆除の方法は二段階に分けられます。
一段階目では、ピレスロイド系のエアゾールと呼ばれる即効性と残効性を兼ねた殺虫剤を、部屋のあらゆる隙間に対して、散布します。
非常に効果の高い薬剤ですので、奥深くに潜んでいるトコジラミも駆除出来ます。
二段階目は、1週間から10日の後、同様の作業を繰り返します。これは卵の状態においては薬品に対する抵抗力が強く、ふ化した幼虫を駆除するということ、そして前述のように繁殖力が大変強い害虫ということで確実に一匹も逃さないようにする為です。
まとめ
今回は、トコジラミとはどんな虫か、また駆除の方法について紹介しました。
トコジラミは繁殖力が高く、一度発生すると、なかなか個人で駆除することは難しいです。
市販の殺虫剤では、トコジラミがさらに奥に潜り込むだけの可能性が高いので、業者へ依頼することをおすすめします。
旅館などの宿泊施設で、トコジラミが現れると、評判が大きく落ちる可能性があるので、出来るだけ早く駆除しましょう。
トコジラミについてわからないことや、お困りごとがありましたら、当社へ気軽に相談してください。
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