「トコジラミ(南京虫)の発生を防ぎたい!効果的な防除法って何だろう」 このような疑問を抱いている方はいらっしゃいませんか。
トコジラミ(南京虫)はダニに似ていますが、ダニよりも非常に厄介な害虫です。
発生しないように、できるだけ対策を行っておきたいですよね。
しかし、トコジラミ(南京虫)は今日の日本にはあまり生息していなかった害虫なので、その特徴や生態について知らない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、トコジラミ(南京虫)の生態について触れながら、その防除法について解説します。
目次
トコジラミ(南京虫)の生態
*活動時期
トコジラミ(南京虫)は暖かい気候を好みます。
日本の季節では、主に夏場の5~10月が最も活動が盛んな時期になります。
一方で、トコジラミ(南京虫)は寒い環境が苦手で、冬の時期には活動が低下します。
しかし、冬の時期であっても、室内が暖房によって温かければ、トコジラミ(南京虫)は活動することができます。
*時間帯
トコジラミ(南京虫)は夜行性です。
夜になると徘徊して、人やペットから無差別に血を吸います。
ダニは、基本的に体の部位でも柔らかいお腹・脇の下や太ももなどを噛みますが、トコジラミ(南京虫)は体の部位に関係なく、寝ている間に肌が露出している部分から吸血します。
昼間は、壁の隙間や、カーペットの裏、ベッドの裏など狭く、暗い場所に生息しています。
*環境
生息環境は、先ほど述べたように、狭く暗い場所を好みます。
基本的に不衛生、清潔といった衛生環境に関係なく生息するので、衛生環境の維持といった対策はあまり意味がありません。
また、トコジラミ(南京虫)は飛ぶことができないため、基本的には大きく移動しません。
発生する際も、持ち物や衣類に付着していたことが原因で発生します。
トコジラミ(南京虫)の防除法
*定期点検による予防
トコジラミ(南京虫)は飛ぶことができず、あまり大きく移動することがありません。
また、夜行性のため、昼間には狭く暗い場所に隠れています。
そのため、日中に定期的にトコジラミ(南京虫)が生息していそうな場所を点検することで、トコジラミ(南京虫)の増殖を防ぎ、駆除することが可能です。
*加熱による駆除
トコジラミ(南京虫)は暖かい場所を好みますが、高熱は苦手です。
熱湯やスチームなどを用いることによって、トコジラミ(南京虫)を駆除することが可能ですが熱が使えない物、場所とか、熱の直接届かない壁の内側に潜むトコジラミ(南京虫)を駆除することは困難です。
*薬剤による駆除
トコジラミ(南京虫)を薬剤で駆除する際には、残効性(後々効果が残る)タイプの殺虫剤を使用します。
薬剤を使用する際には、専門的な知識が必要となります。
薬剤を用いた駆除を考えている方は、業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
以上、トコジラミ(南京虫)の生態について触れながら、その防除法について解説しました。この記事を、トコジラミ(南京虫)の駆除と予防に役立てていただければ幸いです。
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