- 賃貸アパートの蜂の巣駆除は管理会社or住人どっちか
- 管理会社が駆除するべきケース
- 住人が駆除するべきケース
「住んでいるアパートに蜂の巣ができたんだけど、これって誰が対応するの?」
「アパートの大家をしているけど、蜂の巣は全部こちら側が対応しないといけないの?」
この記事では、賃貸アパートにできた蜂の巣は誰が駆除すべきかといった疑問について詳しい内容を解説しています。
兵庫・大阪・京都エリアで賃貸アパートにできた蜂の巣にお困りの方は一度当社にお問い合わせください。お見積り費用や相談費用は無料ですのでお気軽にお電話ください。
目次
賃貸アパートの蜂の巣は誰の責任?結論:場所による
賃貸アパートにできた蜂の巣は誰が駆除すべきか問題については、
「蜂の巣ができた場所によって異なり、共有部分であれば管理会社や大家さんが対応し、専有部分であれば住人が対応することが多い。ただし契約内容や状況によって異なる。」
という結論になります。
賃貸借契約書において害虫被害などに関する定めがある場合は、その内容に従って責任所在が決まりますので、契約書の中身を確認して管理会社・大家さんと住人の方相互でコミュニケーションを取るようにしましょう。
賃貸アパートの共有部分と専有部分の違い
共有部分と専有部分の違いを簡単に述べると、
- 共有部分=住人皆で使うスペース
- 専有部分=住人個人のみが利用するスペース
です。
それぞれ、具体的にどのような場所が該当するかを以下に記載しています。
- 共有部分…廊下・階段・エレベーター・エントランス・屋根・配管・ベランダ※
- 専有部分…個々の住居スペース
※ベランダ・バルコニーは消防法上では共有部分と定められています。部屋に隣接して住人が専有しているスペースのように思えますが、非常時に住人全員の避難用途になるため法的には共有部分になっています。
基本的には上記に記載している内容が一般的な解釈になりますが、管理会社やオーナーの方が違う解釈をしているケースも多々あります。管理費や共益費を支払っているかどうかなどによっても異なります。
また、もし住人側に過失があり共有スペースに蜂をおびき寄せてしまったりした場合(蜂の餌を置きっぱなしにしているなど)は住人側にも負担を求めるというケースもありますので、事案によって異なる場合もあります。
よって、トラブルにならないように相互で話し合って決めることが大切です。
賃貸アパートの蜂の巣を駆除する方法
賃貸アパートにできた蜂の巣は放置しておくとどんどん大きくなり、危険度と駆除の難易度があがっていきます。
ここでは、賃貸アパートにできた蜂の巣を駆除する方法をご紹介していきます。
賃貸アパートでは主に軒下やベランダ、換気扇の通気口、屋根裏、エアコンの室外機などにできる場合が多いです。
駆除する際はおおまかには以下の手順で行っていきます。
- 防護服や駆除剤、高所作業用のアイテムなど駆除用品を準備
- 蜂の巣の中と外に駆除スプレーを散布する ※状況に応じて燻製剤を使用
- 蜂の巣を断ち落とす
- 蜂の巣をキャッチするための網でキャッチする
- 蜂の死骸を掃除する
- 自治体にルールに従って処分する
蜂の巣ができた場所によって駆除方法は異なりますが、おおまかには上記の手順で駆除を行っていきます。屋根裏や軒下、室外機における駆除方法について、以下の記事でそれぞれ詳細に解説しております。
蜂の巣は自分で駆除できるのか?という疑問をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。
賃貸アパートの蜂の巣駆除を業者に依頼した場合の料金相場
「蜂の巣駆除を自分でやるのは怖い」
「道具をそろえるにもお金がかかるし業者に依頼しちゃいたい」
という方も多いと思います。
ここから、賃貸アパートの蜂の巣駆除を専門業者に依頼した場合の費用はどれくらいなのか解説していきます。
賃貸アパートだから値段が変動するという訳ではなく、蜂の巣の種類や大きさ、巣ができた場所によって料金が異なってきます。
蜂の種類の観点では、アシナガバチは比較的温厚な性格なので、スズメバチやオオスズメバチといった攻撃性の高い蜂と比べると安価だったりします。
以下は蜂の種類ごとの料金相場です。
蜂の種類ごとの料金相場
蜂の種類 | 駆除料金 |
---|---|
アシナガバチ | 10,000円~30,000円 |
ミツバチ | 20,000円~60,000円 |
スズメバチ | 20,000円~60,000円 |
オオスズメバチ | 30,000円~70,000円 |
蜂の種類ごとの巣の特徴
蜂の種類 | 巣の特徴 |
---|---|
アシナガバチ | 灰色で六角形の小部屋に分かれたシャワーヘッドのような形をしていることが多い。 |
ミツバチ | 板のように平らな形状をしており、横幅は1m以上になることもある。 |
スズメバチ | 灰色から茶色がかった色でマーブル模様が特徴。初期はとっくり型で、夏にかけて大きく球体化していく。 |
料金については種類以外に巣の場所や大きさによって変動しますので、まずは専門業者に電話して見積もりを発行してもらうとよいでしょう。過剰な料金の請求をされたくないという方は少し面倒ですが相見積もりをとって適正価格ではない業者は排除するのが効果的です。
なお、当社では作り始めのアシナガバチの小さい巣は8,800円から、作り始めのスズメバチの小さい巣は16,500円から、高所3m以上の高所作業でのスズメバチの巣は33,000円から
といった形で駆除料金を定めております。
当社では賃貸アパートやマンションでの蜂の巣駆除依頼を多く受けております。蜂の巣駆除全体では年間数百件以上の依頼を受けていますので、兵庫・大阪・京都で蜂の巣駆除業者を探しているという方はお気軽にお問い合わせください。
- 場所
- 大阪市都島区マンション共用部
- 施工内容
- 蜂の巣駆除
入居者さんから巣があると連絡があり、急いで駆除をお願いしました。連絡してすぐ来てもらえたので、嬉しい驚きでした。有難うございました。…もっと読む
賃貸物件の蜂の巣に関するよくある質問
Q:賃貸物件での蜂の巣駆除を業者に依頼する際の流れを教えてください。
A:まずは管理会社や大家さんと住人側で話し合っていただき、どちらが責任をもって対応するのか決めてください。その後窓口となる方から業者に連絡をしていただき、蜂の種類や巣の大きさ、巣の場所などをお伝えいただき見積もりを発行してもらいます。金額に納得できれば早めに現場に来てもらい駆除をしてもらいましょう。
Q:一戸建ての賃貸物件の場合はどうなりますか?
A:一戸建ての賃貸の場合は基本的には居住者側で全て対応する必要があります。ただし、管理費などをオーナーに払っていて駆除費用などが管理費から支払われる定めがある場合は負担しなくていい場合もあります。
まとめ|賃貸アパートの蜂の巣は相談して早めの駆除を
賃貸アパートにできた蜂の巣は、管理会社や大家さんと住人側でよく相談してどちらが責任をもって駆除するかを決めましょう。
賃貸借契約の内容や管理費・共益費を支払っているか否か、賃貸物件の種類(団地orマンション)によって異なりますし、管理会社や大家さんに意向によっても対応方針が違ってきます。
いずれにしても蜂の巣を放置しておくと危険度も駆除の難易度も上がっていきますので、早めに駆除してしまいましょう。