- アシナガバチは冬眠するのか
- アシナガバチの冬から春にかけての過ごし方
- 冬でも蜂に注意が必要な理由
「冬なのにアシナガバチっぽい蜂を見かけたけど駆除は必要?」
「冬に蜂の巣を見つけたけど大丈夫?」
「そもそも冬に蜂をあんまり見ないのってなぜ?」
冬なのにアシナガバチに遭遇した方や冬に蜂のいない蜂の巣を見つけた方はこのような疑問を持たれる方が多いと思います。
このページでは、アシナガバチの冬の過ごし方や冬の季節の蜂の生態を解説していきます。
冬であっても蜂や蜂の巣と遭遇する可能性はゼロではなく、万が一蜂の巣などを見つけた場合は専門業者に駆除を依頼しましょう。
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目次
アシナガバチは冬眠するのか?
暖かいうちはよく見かけるアシナガバチも冬になるとぱったりと見かけなくなるため、冬眠してるのか?と持っている方も多いと思います。
冬になると見かけなくなるアシナガバチは、冬眠しているのではなく身を潜めて「越冬」しているだけなのです。
ただし、越冬するのは女王蜂だけで、働きバチ達は寒い冬になると死んでしまうため、女王蜂は一人で越冬します。女王蜂は秋頃から越冬に備えてエネルギーを蓄え、寒さに耐えながら春が来るのを待って過ごします。
アシナガバチの女王蜂が越冬する方法
アシナガバチの女王蜂が越冬する方法としては、枯れ木や土の中、家屋の屋根裏などに潜んで春が来るのをじっと待っています。
今まで育ってきた巣から出て別の場所を住みかとしており、木の中にいる場合もありますが、石の隙間や枯葉の下、家屋のケースだと屋根裏にいる場合もあります。
越冬場所として保温性が高く、見つかりにくい場所を選ぶ傾向にあります。
私たちが生活する上で注意すべきは、越冬場所を探している段階のアシナガバチに遭遇しないようにすることです。女王蜂は人を刺さないと言われていますが、場合によっては攻撃してくる可能性もあります。冬になる前にベランダなどでアシナガバチらしき蜂を見つけた場合は注意するようにしましょう。
越冬したアシナガバチは、春を迎えて巣を作り始めます。
巣を作る段階では、巣の中の部屋ひとつひとつに卵を産みますが、ひとつの部屋を作ったら卵を産み、またひとつの部屋を作ったら卵を産むということを繰り返します。
その後卵がかえって働きバチや次の女王蜂になるハチを育てていきます。
働きバチはやがて大きくなり、巣を大きくすることに一生懸命働き、一方新女王蜂は新しく家族を作るため、新たに冬を越し、春に新しい巣作りを始めるのです。
冬だとしても蜂に注意が必要な理由
夏と比べると蜂と遭遇する機会はぐっと減りますが、冬だから蜂に刺されたりする心配がゼロかというとそうではありません。
冬でも蜂に刺される可能性があるケースとしては、集団で越冬している蜂の集団と遭遇してしまうケースや放置された巣が他の蜂の越冬場所になっていて運悪く出くわしてしまうケースなどがあります。
集団で越冬している蜂の集団と遭遇してしまうケース
アシナガバチの例で、越冬するのは女王蜂だけだとご説明しましたが、アシナガバチの一種であるセグロアシナガバチやキアシナガバチやミツバチは集団で越冬します。時には数百匹から数千匹で越冬するため、家屋の屋根裏などで越冬している場合は運悪く遭遇してしまう可能性があります。
放置された巣が他の蜂の越冬場所になっていて運悪く出くわしてしまうケース
冬の前に働き蜂が出て空っぽになった巣を他の蜂が越冬場所に選択する場合があります。
特にアシナガバチは空っぽになった蜂の巣で越冬する場合があるため、運悪く起こしてしまうという可能性があります。
冬に蜂がいない蜂の巣を見つけた場合の対処法
冬に空っぽの蜂の巣を見つけた場合、そのままにしておいたり自分で駆除しようとすることは控えた方がいいでしょう。
そのままにしておくと他の蜂の越冬場所になってしまったりするリスクがありますし、空っぽだと思って自分で駆除しようとしたら越冬している蜂を起こしてしまい刺されるといったパターンがあることが理由です。
したがって、もし冬に空っぽに見える蜂の巣を見つけた場合は、蜂の巣駆除の専門業者に依頼するようにしましょう。場合によっては放置しておいていいケースもありますので、まずはプロに相談することをおすすめします。
蜂の巣駆除業者の選び方がわからないという方は、以下の記事で料金相場と合わせて蜂の巣駆除業者の選び方を解説していますので参考にしてください。
どうしても自分で駆除してしまいたい、という場合は以下の点に注意しながら蜂の巣を駆除してください。
- 蜂駆除用の装備を準備し、着用して駆除すること
- 蜂の死骸がある場合は手で触らないこと(毒針に触れる可能性があるため)
<準備すべき装備品>
- 蜂用の殺虫剤
- 厚手の帽子
- ゴーグル
- 厚手の手袋
- 厚着の上にカッパ(防護服が望ましい)
- ヘッドライト
また、蜂の巣を駆除した後はハチの巣を見つけた場所に蜂駆除用の殺虫剤をかけておくことも効果的です。理由は、一度蜂の巣が作られたということは、そこが蜂にとって適している場所である可能性があるため、再び春になって蜂が巣作りを始めないように事前に対策するためです。
冬の蜂に関するよくある質問
Q:蜂が越冬を終えて外で活動を始めるのはいつ頃ですか?
A:蜂の種類にもよりますが、一般的には3月から4月頃にかけて女王蜂が冬眠から覚めて活動を開始し、新しい巣作りを始めることが多いです。初夏にかけては巣の規模が拡大し、働き蜂の数も増えていきます。働き蜂の活動が活発になるのは、4月下旬から5月上旬頃です。
Q:冬なのに洗濯物に蜂がくっついてきます。なぜでしょうか?
A:ケースとしては多くありませんが、少しでも寒さをしのげる越冬場所を探している蜂が、太陽の光を浴びて暖かくなっている洗濯物につられて寄ってくることがあります。加えて、ミツバチは甘い香りを好むため、柔軟剤の甘い香りに寄せ付けられている可能性もあります。ハチ用の殺虫剤を撒くなどして対処するとよいでしょう。
まとめ|蜂は越冬のために冬は見かけないが注意は必要
この記事では、アシナガバチの冬の過ごし方や冬でも一定はハチに注意すべき理由などについて解説してきました。
暖かい季節と比べると心配度はグッと下がりますが、冬だとしても蜂と遭遇する可能性はあります。また、冬に見かけた蜂の巣も放置することは推奨されず、駆除を行うことが望ましいです。
蜂の巣駆除を業者に依頼するのは冬でも可能ですので、冬の間に蜂の巣を見つけて不安だという方は、一度相談してみるとよいでしょう。