- イタチとテンを勝手に駆除できなり理由がわかる
- イタチとテンの特徴や見分け方がわかる
- イタチとテンの被害や駆除方法やわかる
「屋根裏から足音がする!」「いつの間にか庭が荒らされている」といった被害が起きた場合、イタチやテンなどの小動物が原因かもしれません。イタチとテンは別の動物ですが似たような見た目や習性で、早めに駆除しないと様々なトラブルが起こります
そこで本記事ではイタチとテンのそれぞれの特徴や見分け方から、被害や駆除方法までの情報をまとめました。
小動物などの害獣被害でお困りの方はぜひ参考にしてください。
目次
イタチとテンは法律で守られているため、勝手に駆除できない
イタチとテンを駆除する時の注意点として、どちらも法律によって捕獲や殺傷が禁止されていることが挙げられます。
イタチやテン、そのほかの哺乳類や野鳥の生態系を維持するための法律が「鳥獣保護管理法」です。鳥獣保護法に違反してイタチやテンを許可なく捕獲・殺傷した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
特にイタチの場合は、メスとオスで捕獲のルールが異なるなど、規則が複雑です。イタチやテンを自分で駆除したい場合は、行政への申請が必要となるため注意しましょう。
イタチとテンの違いは?それぞれの特徴や見分け方
イタチとテンは毛の色などが異なります。イタチは茶褐色や黄褐色の毛皮で、目の周りが黒色、口の周りだけ白色という見た目です。
一方、テンは夏と冬で見た目が変化します。夏の時期は体が黄褐色で顔が黒色、冬の時期は体が明るい黄色で顔が白色です。
イタチ | テン | |
---|---|---|
大きさ | 体長20〜30センチ | 体長40〜50センチ |
毛色 | 背中は茶色、腹は黄色がかった色 | 背中は濃い茶色から黒、腹は明るい黄色やオレンジ色 |
尾の形状 | 尾は短めで、毛が少ない | 尾は長く、ふさふさしている |
顔の特徴 | 細長い顔つき、目が鋭い | 丸みのある顔、大きめの耳、丸い耳の先 |
生息地 | 川沿いや湿地、農村地域 | 山岳地帯や森林、標高の高い場所 |
イタチとテンはどちらもオスの方が大きく、メスは小さい傾向があります。
また、上の表からも分かるようにイタチとテンを比較した場合、テンの方が大きいです。
イタチとテンによる被害や駆除方法は似ている
イタチとテンによる被害は似ていて、騒音や糞尿による悪臭、家屋の破壊や雑菌の繁殖などが挙げられます。
また、イタチとテンの駆除方法は同様です。基本的には、敷地内から追い出すことと、追い出した後に再び侵入する経路をふさぐことがポイントとなります。
捕獲の許可が出ている動物の場合は、捕獲器で捕まえた後に山奥などに放獣することが一般的です。捕獲できない動物を駆除する場合は、忌避剤や光、煙などを使って追い出します。
イタチとテンの特徴や見分け方、駆除方法のまとめ
本ページでは、イタチやテンの駆除方法について解説しました。
イタチとテンはどちらも民家に棲みつき、様々なトラブルを引き起こします。
しかし、法律で保護されているため安易に駆除することはできません。
また、イタチとテンは見た目や特徴に違いはあるものの、被害や駆除方法に違いはありません。
もし、イタチやテンを敷地内で見かけた時や屋根裏から物音がする場合などは、専門業者への駆除依頼がおすすめです。
屋根裏や床下などの糞尿の被害によって家屋のダメージが広がってしまわないよう、ぜひお早目にご相談ください。