トコジラミの被害に困っている方はいらっしゃいませんか。
トコジラミは一体どこからやってくるのでしょうか。
発生しやすい時期や発生原因が分かっていれば、対策も打ちやすいですよね。
そこで今回は、害虫駆除業者がトコジラミが発生する原因をご紹介します。
目次
トコジラミの生態と発生時期について
そもそもトコジラミをご存知ない方もいらっしゃると思いますが、まずはトコジラミの生態と発生時期についてご紹介します。
トコジラミの生態
トコジラミは名前にシラミと入っていますが、シラミの仲間ではなく実はカメムシの仲間なのです。
南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれることもあります。
トコジラミは人や動物の血を吸うことで生存していますが、刺されてしまうと激しい痒みをともないます。
光を嫌う「負の走光性」の害虫のため、寝ている間に刺されてしまったという方も多く、昼間は姿を現さないので見つけるのが困難です。
トコジラミは繁殖力が高く、同時に駆除が難しいの害虫の1つです。
また、ベッドやカーテンなどの狭くて暗い場所が主な生息場所として考えられます。
トコジラミの発生時期
トコジラミは暖かい環境を好む傾向があり、発生時期としては6〜9月の間に活発に活動します。
しかし、「冬になってトコジラミの被害が減った」と思っていても、実はトコジラミがいなくなっているわけではありません。
なぜなら、トコジラミは越冬するからです。
また、ストーブやエアコンなどの暖房器具が設置されている部屋では、冬でも活動することもあります。
トコジラミの発生原因について
トコジラミは一体どこから人が生活する住宅に侵入するのでしょうか。
気づかぬうちに侵入されていたという方もいらっしゃるでしょう。
ここではトコジラミの発生原因について紹介します。
トコジラミは人が外から持ち込む
1つ目に考えられる原因は、家に住む人が外から持ち込んでいることです。
こちらは最も可能性の高い原因でしょう。
トコジラミは羽がないため、空を飛ぶことはできませんし、光を嫌う「負の走光性」のため一度に長距離を移動することはできません。
このような特徴から、トコジラミ自ら住宅に侵入する可能性は低く、トコジラミが家の中に入る原因のひとつは人の出入りです。
トコジラミは荷物と一緒に入ってる
次に考えられる原因は、荷物の中や段ボール箱に着いて家に侵入すると考えられます。
以前は、海外製の家具に入り込んでいたり、海外から輸入した製品の隙間にトコジラミが入り込んでいたということもありましたが、最近は国内の商品や段ボール箱など付着していることがあります。
まとめ
今回は、害虫駆除業者がトコジラミの発生原因を紹介しました。
トコジラミは夏場に活動することから、冬場は発生しないと思う方が多いですが、活動しないだけで「いなくなった訳ではない」ことがご理解いただけたかと思います。
また、トコジラミの発生は人が持ち込んだり、荷物の中に入り込んでいたりすることが原因です。
トコジラミの特性を理解することで、トコジラミの被害を防ぐことができます。
万が一、トコジラミの被害に遭われた時は、自分で判断せずにプロにご相談ください。