宿泊施設の評判を落とし、経営を破綻させ得る恐ろしい害虫を知っていますか?名前を南京虫といい、この人目に付かない小さな虫がお客様に被害をもたらすのです。
今回は南京虫を放っておくとどういった危険性があるのかをご説明します。
さらに、お客様のために駆除方法も学びましょう!
目次
ホテルの損失につながる
南京虫はたかが虫だと安心しているとホテル経営を破綻へ導く恐ろしい害虫です。
戦後一時姿をくらませていた南京虫ですが、近年国内でも南京虫の吸血被害が増えています。南京虫の被害を発生させないためにも生存確認と駆除を徹底的に行いましょう!
特に海外のお客様を受け入れる際、旅行用のカバンや洋服についていた南京虫が部屋に住み着いてしまうケースが多くあります。
各部屋の清掃によって余計に広がってしまい、害虫被害の恐れが高まります。
例えば、南京虫の被害を受けたお客様が訴訟を起こすケースがあります。
訴訟を受ける宿泊施設には泊まりたくないというお客さんが出ても仕方がありません。
すると、宿泊施設の信用問題にもつながるため、経営困難に陥るのです。
南京虫を駆除しよう!
和室の場合を例に挙げて南京虫の駆除法を見ていきましょう。
*被害状況の確認
南京虫は平たい体でかつ夜行性なため、昼間はクロスや木枠の隙間や家具・家電の隙間に入り込んでいます。
被害があった箇所には南京虫の死骸や糞が付着しています。
状況を良く確認しましょう。
*障子やふすまを外す
薬剤がかからないようにするために、障子やふすまを一旦取ってしまいます。
死骸や糞などが付着している部分は要チェックです。
*エアゾールの薬剤を散布する。
部屋の各隙間にピレスロイド系のエアゾールで薬剤をまきます。
即効性の薬剤ということもあって、殺虫効果と害虫の追い出し効果が期待できます。
*スプレーによる残効性のカバーメイド系の殺虫剤を頒布する
薬剤散布されたのちにカバーメイド系殺虫剤を散布していきます。
*ポンプ式墳霧器で散布
残効性薬剤をポンプ式墳霧器で散布します。
*害虫が残っていないか確認する
殺虫剤の頒布によって害虫が表面に出てきます。
それを確認しつつ、害虫を徹底的に除去します。
まとめ
宿泊施設において、南京虫の除去活動がいかに大切か分かったと思います。
お客様からの信頼や評価にまつわる大切なことです。
一度信頼のおける専門家にお部屋を調べてもらってはいかがでしょうか?
個人的に行う駆除では解決しない場合も多いため業者に頼むことで、清潔感のある宿泊施設を保ちましょう。
いざというときにお役立て頂ける、害虫に関する
知って得する情報【知っ得】の連載をしております。
是非ご覧ください。
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