「海外出張で安宿に泊まったら、全身が痒くなってしまった。」
「最近、体が痒くてたまらない」
そのような体験をしたことはありませんか?
それは、もしかしたら南京虫かもしれません。
海外旅行に出かけた際、南京虫に刺された経験がある方も多いと思います。
眠れないほどの痒みは非常に辛いですよね。
そこで今回は、南京虫に刺されたときの薬と選び方をご紹介します。
目次
南京虫とは?
南京虫は、成虫になると5~7ミリ程度まで成長し、目をこらせば見られます。
日本全国に生息しており、人間の血を吸うことで生きています。
南京虫に刺されると強い痒みを感じますが、その原因は、血を吸うときに混入する唾液です。
その唾液に対し、アレルギー反応を起こし、痒みを感じます。
*南京虫はどこからくるの?
南京虫は、蚊やハエのように飛び回って移動しません。
ではどうして自宅に南京虫が出現するのでしょうか。
それは、人間との接触です。
南京虫は、人間の衣服や鞄に付着します。
そして付着した南京虫を持ち帰ることで、自宅に南京虫が発生します。
つまり、誰にでも南京虫に刺されるリスクがあります。
薬の種類と選び方
*痒みだけがあるとき
基本的には、南京虫に刺されてから数日後に、強い痒みに襲われます。
酷い場合だと、数週間にわたって痒みが続く恐れがあります。
痒さを我慢できず皮膚を掻きすぎると、皮膚が傷ついて感染症に罹患したり痕が残ったります。
そのため、まずは抗ヒスタミン薬を使いましょう。
これは、痒みの原因であるヒスタミンを抑える効果があります。
*痒みだけでなく、赤みや湿疹があるとき
南京虫に刺されたとき、痒みと赤い湿疹が生じます。
しかし、体質によっては、強い赤みや腫れが生じることがあります。
こういう場合は、ステロイド成分を配合した薬を使用してください。
ステロイドには、毛細血管を引き締め、皮膚の赤みと痒みを抑える効果があります。
まとめ
今回は、南京虫に刺されたときの薬とその選び方をご紹介しました。
対策として、痒みだけがあるときは、まず抗ヒスタミン薬を使用します。
そして、痒みと皮膚の赤みがあるときは、ステロイド成分が配合された薬を使用すべきことが分かりました。
しかし、これらはあくまで対症療法です。
南京虫は、日中の間、マットレスの隅や見えない家具の隙間など、狭くて暗い場所に隠れる習性があります。
そのため、痒みが治まったと思っても、再発する恐れがあります。
根本的に南京虫を退治したいときは、専門の業者に駆除を依頼してみてはいかがでしょうか。
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