- アシナガバチとスズメバチに刺されたときの痛さを比較できる
- アシナガバチとスズメバチの違いがわかる
突然ですが、蜂に刺されたことはありますか?
筆者は、家の玄関近くの通気口に巣を作っていたスズメバチに刺されたことがあります。
刺されたときは、一瞬何が起こったのかわからない衝撃で、かつ、その痛みは病院などで打ってもらう注射の比ではありませんでした。
アシナガバチも、相当強い毒を持っているので、その痛みは同様に激しいものでしょう。
本記事では、アシナガバチとスズメバチを比較して、刺されたときの痛み、毒性などについて紹介します。
目次
【アシナガバチ vs スズメバチ】刺される痛さはどっちが強い?
つまらない結論で申し訳ないのですが、アシナガバチとスズメバチに刺される痛さは種類によって違うのでなんとも言えません。
また人が感じる痛みというものは感覚、環境などによっても変化するため、どっちの蜂の方が痛みが強いかは状況によっても変わります。
筆者はスズメバチに刺されたことはありますが、残念ながらアシナガバチに刺されたことはないので比較もできないのです。
ただし、スズメバチに刺されたときの痛みは説明できるので、次に紹介しますね。
【最強】スズメバチに刺されたときの痛さ
スズメバチに刺されたときの痛さは最強です。
ここで「最強」という言葉を使うのは、日本語が間違っているかもしれませんが、1番しっくりくる表現なので使わせてください。
筆者は足を刺されたことがあるのですが、今まで体験したことない痛みに「いたっ!」と、思わず大きな声を上げてしまいました。
過去に経験した、虫による被害での痛みとは比べ物になりません。
蚊やブヨはもちろん、ムカデやミツバチと比べても断然、スズメバチに刺されたときの痛みの方が強いです。
よく「焼けつくような痛み」と言いますが、筆者が感じたのは、先端に毒針がついた金槌(かなづち)で足を強く叩かれたような、鋭くも鈍い痛みです。
しかも、その後、足の酷い腫れ、発熱、そして頭痛が翌日まで続きました。病院には行きましたが軽いアナフィラキシー症状が出ていたようです。
また、痛み以外にも後遺症がありました。
そうです、その後、筆者はスズメバチを見かけると「また刺されるのではないか」と恐怖を感じるようになってしまったのです。
刺されたときの痛みを思い出すと、どうしても過敏に反応するようになってしまいました。
【ミツバチ vs スズメバチ】刺される痛さはどっちが強い?
筆者の主観ですが、ミツバチとスズメバチに刺される痛さはスズメバチの方が強いです。
筆者は両方に刺された経験がありますが、スズメバチに刺されたときの痛みは、上記で表現したとおり激しいものでした。
ミツバチに刺されたときの痛みとは、比べ物になりません。
ミツバチに刺された痛みは、それこそ少し「チクッ」とするくらいでした。
予防接種などで、少しヘタな人に注射を打たれる程度の痛みと言えばわかりやすいでしょうか。
ただし、ミツバチの毒針には返しがついていて皮膚に毒針が残るため、速やかに取り除く必要があるので注意してください。※毒針の根元には毒嚢が付いています。毒の再注入を防ぐため、指ではつままずに毛抜きやピンセットを使用しましょう。
痛みが少ないからと言って油断してはいけません。
ミツバチの針にも毒はあるし、アナフィラキシー症状が現れることもあります。
【アシナガバチ vs スズメバチ】強いのはどっち?
アシナガバチとスズメバチでは、スズメバチの方が強いです。
というのも、実はスズメバチはアシナガバチにとって天敵なのです。
スズメバチは、アシナガバチの巣を襲ったり、卵を捕食することも珍しくありません。
体もスズメバチの方が大きく、性格も攻撃的なため、強さという意味ではスズメバチの圧勝です。
アシナガバチにとって、スズメバチは災厄そのものなのです。
【アシナガバチ vs スズメバチ】刺される危険性
人にとって刺される危険性が高いのはスズメバチです。
スズメバチは獰猛で非常に攻撃的な昆虫のため、夏の時期になると多くの人が、その被害にあっています。登山中に巣の近くの人が「スズメバチの集団に襲われた」というニュースを観た方も多いのではないでしょうか?
一方、アシナガバチはおとなしい性格で、巣を取り除こうとしたり、危害を加えられると判断されない限り、人を襲うことは滅多にありません。
刺される危険性は、スズメバチの方がアシナガバチよりも圧倒的に高いのです。
もし家の近くに巣を作られてしまったら、スズメバチを優先して駆除しましょう。
【アシナガバチ vs スズメバチ】毒の強さ
アシナガバチとスズメバチを比較すると、スズメバチの毒の方が強い傾向にあります。
もちろん、種類にもよるのですが、特にオオスズメバチとキイロスズメバチの毒は、毒性が強く、その獰猛な性格と共にもっとも警戒すべき蜂でしょう。
一方、スズメバチと比べると毒性は弱いものの、アシナガバチの毒も相当強いので油断はできません。
アシナガバチの毒は「毒のカクテル」と呼ばれるスズメバチの毒と似た成分で構成されています。
アシナガバチの毒は、決して弱いわけではないことを覚えておいてください。
【アシナガバチ vs スズメバチ】駆除の難しさ
アシナガバチとスズメバチでは駆除の難しさが違います。
スズメバチの巣の方が、駆除するのが断然難しくて危険です。
アシナガバチの巣はシャワーヘッド、あるいは蓮の花のような形をしていて、表面に蜂の巣穴が見えるので、殺虫スプレーなどをかけやすいです。
また、サイズも最大でも15㎝程度にしかなりません。
それに比べてスズメバチの巣は、基本的には穴が1か所で殺虫スプレーを内部にかけることがアシナガバチの巣よりも難しいです。
そして巣の大きさも、時には1メートルを超えることもあります。
中には1,000匹を超えるスズメバチの大集団がいるので、その危険度はアシナガバチとは比べ物になりません。
難易度の違いは、プロの駆除業者の駆除費用にも反映されています。
駆除するための手間、時間、危険度や準備する道具などにも大きな差があるからです。
蜂の巣の駆除料金について、詳しく知りたい方は以下の記事で解説しています。
【アシナガバチ vs スズメバチ】刺される痛さはスズメバチの勝ち
本記事では、アシナガバチとスズメバチに刺されたときの痛さを中心に、両方の蜂の特徴などを解説してきました。
記事のとおり、もっとも注意すべき蜂は、スズメバチです。
毒の強さ、痛み、獰猛性など、スズメバチは、アシナガバチはもちろん、他の蜂と比べてもずば抜けています。
基本的には、スズメバチの巣を見つけたら、プロの駆除業者に早めに相談することをおすすめします。
少なくとも10センチを超える巣を家の近辺で見つけたら、決して自分で駆除しようとせず、プロの駆除業者に相談しましょう。
自分で駆除しようとすると刺される危険性が非常に高いです。
スズメバチに刺された時の、あの痛みを、みなさまが経験せずに済むなら、それに越したことはありませんので。
スズメバチの巣について、もう少し知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。