最近はすぐにネズミ駆除の効果が現れるタイプも登場して便利になった殺鼠剤ですが、上手に使わないと思わぬトラブルにあってしまうかもしれません。そこで今回は、殺鼠剤を使う前に確認しておきたいこととして「死骸の処分」「扱い方」「誤食の注意」を紹介したいと思います。DIYをする予定の人もそうでない人もぜひチェックしてみてください。
目次
殺鼠剤を使う前の確認1:死骸の処分のことも考える
気が付きにくいですが、殺鼠剤を使う前にまず確認すしたいことのひとつに死骸の処分をどうするかかがあります。ネズミの死骸を見たくない・触りたくないという方は自分で殺鼠剤を使わずに、トータルクリーンをはじめとしたネズミ駆除のプロに依頼したほうが賢明です。
加えて覚えておきたいのは、殺鼠剤を食べたネズミがどこで死ぬか分からないことです。寄生していたダニが死骸から周囲に散らばっていく可能性があるので、気になる場合は根死骸を気よく探して処分+ダイ退治を行わなければなりません。また、家のどこかでネズミが死んでいる可能性があることに耐えられない方も、他の方法を考えたほうが良いでしょう。
殺鼠剤を使う前の確認2:扱い方を知る
ご家庭や店舗など屋内で殺鼠剤を使う場合は、雨水などによって成分が気化したり周囲に溶け出したりする状況はほぼ考えられません。そのため、一度置いた殺鼠剤はネズミが食べない限りその効力を保ったままそこにあり続けることになります。
この場合の問題点は、即効性を期待して用途に合わない強い殺鼠剤を選ぶ、必要以上にたくさん置いたり大きくしたりするといった間違った使い方をすると、次の項でも触れる家族やペットの健康被害を招く危険性が高くなることです。購入前に適切な殺鼠剤は何か、上手な使い方、用法・容量などを確認するのを忘れないでください。
殺鼠剤を使う前の確認3:お子様やペットが誤食しないように
小さなお子様やペットが薬剤を誤食しないように気をつける。このコラムではネズミをはじめ害獣・害虫駆除の際の注意として、この内容を繰り返し記載しています。殺鼠剤の中にはネズミ以外に毒性がない、あるいは継続的に口に入れなければ健康上の問題はないと言われるものもありますが、体質や量によっても異なるので注意するに越したことはありません。
注意書きを確認するのは当然として、上手に食べさせる工夫や粘着シートとの併用、さらに後日また同じことをしなくても良いように侵入口を塞ぐいった根本的な対策まで、自分で駆除する場合には事前に考慮したいことが意外と多いのを覚えておきましょう。
まとめ
便利な殺鼠剤ですが毒性があるだけに扱いには十分な注意が必要です。DIYを考えるなら信用できるメーカー、販売元から購入するといった基本も覚えておくことをおすすめします。
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