シロアリは床下や壁の内側など人目につかないところに巣を作る習性を持っています。
そのため、気づいた時には食害がかなり進行してしまっていることも少なくありません。被害をできるだけ抑えられるよう、シロアリがいるかどうかをチェックするにはどのようなポイントがあるでしょうか。
目次
シロアリがいそうな場所をチェック
シロアリがいるかどうかをチェックするには、まずシロアリが巣を作りやすい場所を知ることが大切です。「暗い(日が差さない)」「外気が当たらない」「湿っている」といったところをよく確認してみてください。床下が真っ先に思い浮かびますが、アメリカカンザイシロアリは乾燥した場所に巣を作るので、念のため天井裏もチェックしましょう。
蟻道をチェック
シロアリがいるかどうかを見た目で判断するには蟻道を確認するのが有効です。蟻道とはヤマトシロアリやイエシロアリがエサ(木材)を確保するために作るトンネル状の道です。家屋の基礎となっているコンクリートや束石、その上の木部(床束・大引き)に筋状の土のようなものが付着していたら蟻道の可能性があります。
蟻道は日当たりの悪い場所などでは外に作られることもあるため、家の外壁と床下の両方を確認してください。なお、アメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリは蟻道を作らないので、後述する壁や柱の状態でいるかいないかをチェックしましょう。
柱や壁をチェック
シロアリの存在を目で見て確認するには、家屋の柱や壁に小さな穴があいていないかや、周囲にごく小さい木くずや土の塊のようなものが落ちていないかをチェックする方法もあります。シロアリの食害が進行している場合は柱や壁が空洞化しているので、軽く叩いて音が反響しているようなら床下・天井裏・外壁などを一通り確認することをおすすめします。
羽アリが飛んでいないかをチェック
現在シロアリがいないようでも将来的にずっと巣が作られないとは言えません。シロアリの羽アリを身の回りで見かけたときに、棲みつきそうな場所を再点検するくらい用心しておけば安心感が増します。ご近所で情報を交換するのも良いですね。羽アリが巣から飛び立つのは4月~7月ころ。事前に図鑑などで外見を覚えておきましょう。
まとめ
今回はシロアリがいるかどうかをご自身でチェックする方法をご紹介しました。食害が心配な場合はまず確認して現状を把握することが大切です。より万全を期すなら、シロアリ駆除業者にチェックを依頼しましょう。
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