南京虫(トコジラミ)は人が寝ている間に忍び寄り、体を吸血する害虫です。
刺されると湿疹や痒みなどの症状が発生します。
不特定多数が出入りする旅行先の宿やホテルに泊まるような場合は、注意が必要です。
南京虫(トコジラミ)が部屋の中にいるかどうかを見分けるには、トコジラミの糞がひとつの目安となります。
この記事では、南京虫(トコジラミ)の糞の見分け方や特徴について解説します。
目次
南京虫(トコジラミ)の糞は赤黒い
部屋の中を調べて、なにやら赤黒い小さい粒やシミのようなものが見つかった場合、それは南京虫(トコジラミ)のいるサインかもしれません。
南京虫(トコジラミ)は人や動物の血を吸って生きていますが、吸った血の多くが糞として排出され、それを「血糞」といいます。
つまり、南京虫(トコジラミ)の糞は赤黒い色をしているのです。
糞の大きさは2ミリ前後。ちなみに、1円玉の厚さが約1.5ミリです。
南京虫(トコジラミ)の糞が見つかる場所は?
南京虫(トコジラミ)が生息する場所の近くで、血糞がよく見つかります。
そして、「トコジラミ」の名前が示すように、南京虫(トコジラミ)はベッドや布団の周辺に潜んでいることが多いです。
したがって、南京虫(トコジラミ)を発見するには、寝具に赤黒い粒やシミや汚れがないかをチェックすると良いでしょう。
また、部屋の隅や天井、カーテンの裏、家具の裏やスキマなどにも血糞がみられることもあります。
南京虫(トコジラミ)は暗い場所が好きなので、日光や部屋の明かりが当たらないような場所に潜みます。
南京虫(トコジラミ)が心配な時は、シミのような汚れがないかどうか探してみてください。
旅行先では、南京虫(トコジラミ)の血糞がないかチェック!
南京虫(トコジラミ)は日本において防除がすすみ、1970年以降は滅多にみられなくなっていました。
しかし、最近は訪日外国人旅行客が増加したことや海外旅行に行く人も増えて、海外から南京虫(トコジラミ)が再来しているようです。
海外旅行の際はもちろん、国内旅行の際でも注意が必要です。
外国人旅行客が多く集まるようなゲストハウスやドミトリーはもちろん、高級な旅館やホテルなどでも油断はできません。
せっかくの楽しい旅行も、南京虫(トコジラミ)に刺され激しい痒みに襲われると、全てが台無しに感じてしまいます。
旅先の宿泊施設では南京虫(トコジラミ)の血糞がないか、チェックしてみることをおすすめします。